後半(あれっ?*^ ^*)看護婦さん、今あなた、今あなた、「無痛分娩も考えてみますか?」って おっしゃりました? たしかに、おっしゃりましたね。 「も~ち~ろ~ん~考えてみます。 いいえいいえ、考えるまでもなくこの地獄から 抜け出せるんやったら絶対にさせていただきます!」 ってのがそのときの私の心。 でも、その心を言葉にする前に看護婦さんはダーリンに言いました。 看護婦:「もちろん、料金がかなり余分にかかりますが、、、」と。 「ダーリン、あんたまさか私を地獄から救ってくれるって言うてんのに、 まさか、拒絶したりはせぇへんやんな。。。 お金はもちろん大切や。 そりゃ、みなさまは麻酔せんでも産んではるよ。 私って我慢が足らんのんよね。うん。わかってる。 でも、でも、この期におよんで、 お金がとか麻酔はとか言えへんやんな。。。 なぁ、お願い!」 ↑これも私の心。 もちろん(?)私の願いは叶えられて、 ダーリンは「おかねはだいじょうぶです。ますいしてください」 って拙い日本語で言うてくれた。 ありがとう。 看護婦:「ほんとうは陣痛初期からするのが望ましいんですけど、 先生と相談してきますからお待ちください」って言うて、去っていった。 先生はOKしてくれたけど、 その麻酔の準備ってのが恐ろしく時間がかかって、 しかも準備が整っても実際に麻酔するのにも時間がかかって、 時間を呪うこと数時間。 やっと麻酔が効いてきた頃には、ほんま嬉しかった。 医術って、すばらしい! でも、いくら無痛分娩っていうても 全く痛みがないかといえばそうじゃない。 子宮口が全開するまでのお腹の痛みは感じへんねんけど、 子宮口が開いてからの赤ちゃんが下のほうに降りてくるときの 骨のキシミっていうの?そういう痛みはなくなれへん。 だから陣痛室から分娩室に移ってからの数時間の痛みは、 きっと無痛でない一般の陣痛と同じ痛みやったと思う。 そのころにはダーリンの腰のマッサージも板についてて、 私はというと長時間の陣痛の疲れで朦朧気味で 「ジュン、お願いやから早く出てきてっ!」の信念のみ。 痛さとかそういうことよりも、 早く出すことしか考えられへんかった(笑) そして、23時23分、ジュン誕生。 産まれたあとは縫合があってんけど、 そのときもまだ麻酔は効いてて縫合の痛さは全く感じず、 縫ってもらいながら先生と話なんかしてた。 先生曰く、「ほんまは縫うのって、痛いねんぞ~」って、 「無痛の人は痛がれへんから、キレイに縫えるから 後々の痛さも少ないぞ~」って言うてた。 ジュンが産まれてきてくれて嬉しいってのと、 痛みから解放されて嬉しいってのが半々。 ジュン、ありがとう。 現代医学、万歳。 |